暫定政権、国内のイラク人主導
米大統領が英首相に約束か
【ニューヨーク6日時事】七日発売の米誌ニューズウィーク最新号は、ブッシュ米大統領が三月のブレア英首相との会談で、イラクの占領統治後の暫定政権は、反体制派ではなく、国内のイラク人に主導させることを約束していたと報じた。両首脳は今週、北アイルランドで行う会談で計画の詳細を協議する。
イラクの新政権をめぐっては、反体制派の「イラク国民会議」(INC)のチャラビ議長らに主要な役割を負わせるべきだとする米国防総省と、イラク国内在住のイラク人の登用を求める国務省や中央情報局(CIA)が対立している。
同誌によると、国務省は戦闘終了直後に、国防総省とガーナー米退役将軍が率いる民政統治部門がイラクを支配する点には同意。ただ、その後に権限を移譲する政権をめぐり、国防総省が反体制派を指導部に入れるよう画策する一方、国務省はイラクの部族指導者や現政権当局者らと連絡を取り合い、反目が続いているという。
ブッシュ大統領は三月十二日、国内のイラク人と反体制派の役割の均衡をとるとの暫定政権構想を承認。政府高官は、これによって反体制派の数が制限されると指摘しており、現時点ではパウエル国務長官がホワイトハウスの支持を得ているようだと同誌は伝えている。