10万人を来月、イラクに投入―米
北部戦線構築でフセイン政権に圧力
【ワシントン27日時事】米政府当局者は二十七日、陸軍第四歩兵師団を含む約十万人の兵力を四月末までに、イラクに投入する予定であることを明らかにした。ロイター通信などが伝えた。これにより、米英両国のイラク進攻軍は計二十二万五千人となる。
同当局者は、増強は当初から計画されていたものだと強調、イラク軍の攻勢強化を受けた措置との見方を否定した。
新たに派遣されるのは、トルコからイラク北部に進攻する予定だった同師団のほか、ドイツに駐留する第一装甲師団などの部隊。
一方、ラムズフェルド国防長官は同日、記者団に対し、米第一七三空挺(くうてい)旅団の部隊がイラク北部に展開したことを確認。これにより、北部の油田の破壊を阻止し、クルド自治区のイラク反体制派との共闘が可能になると指摘した。
同長官は、米英軍による北部戦線構築により、イラク政権は共和国防衛隊の適切な配置が困難になるなど、「イラクにさらに圧力を与えることになる」と述べた。
苦戦を強いられているイラク進攻部隊への増派が必要との指摘に関し、同長官は、軍事作戦に問題はないと述べた上で、一日当たり千人から三千人の割合で兵力を増強していることを明らかにした。
さらに、バグダッド近郊で近く、米英軍とイラク共和国防衛隊との最大の激戦が行われるとの見通しを示した。