原口大使、米英支持を明言
「先延ばし許されぬ」
【ニューヨーク26日池本拓】日本の原口幸市国連大使は二十六日、イラク問題をめぐる安全保障理事会の公開協議で演説した。原口大使は、安保理が「一致団結できなかったことは残念」としながらも、「イラクは自ら平和への道を閉ざしてきた」と指摘。米英などによる武力行使を支持すると明言した。
原口大使は、「非人道的な兵器が自国民を圧政の下に置く独裁者の手中にあることを、真剣に考えなければならない」「大量破壊兵器の保有の有無は、うやむやに放置しておけるような問題ではない」などと発言。日本政府の断固とした決意を示した。
その上で、問題解決の先延ばしは許されなかったとし、「国際社会の責任ある一員として」米英などによる武力行使への支持を表明。同時に、中東地域の平和と安定のために一層の努力を行うとして、周辺国に対する難民・医療支援などを説明した。
この日の協議では四十数カ国・組織の代表が意見を表明したが、米英の武力行使を支持したのは日本を含め、九カ国に過ぎなかった。