化学兵器の脅威、高まる恐れ―米国防長官
3500人以上を捕虜に
【ワシントン25日時事】ラムズフェルド米国防長官は二十五日の記者会見で、対イラク戦争について、米英軍が首都バグダッドやフセイン・イラク大統領の生地ティクリットに近づくにつれ、イラク軍の化学兵器使用の可能性は高まるという情報を得ていることを明らかにした。
ただ、長官はこれが「情報の断片だ」とし、「正確さは分からない」とも述べた。
一方、長官は米英軍が三千五百人以上のイラク人を捕虜にしていることを明らかにした。その上で、米国が捕虜をジュネーブ条約に基づいて適切に扱うことを強調した。
また、フセイン政権が国家の統治能力をさらに失いつつあると指摘するとともに、フセイン政権打倒まで、バグダッドに向かう米英軍の進撃は止まらないと強調した。
さらに、「戦争は終わりに近いのではなく、始まったばかりだ」との考えを表明。対イラク攻撃で米英軍の規模が不十分だったのではないかという批判は当たらないとし、米軍指導部が軍事作戦に十分満足していることを強調した。
会見に同席したマイヤーズ米統合参謀本部議長も「素晴らしい作戦だ」と述べた上で、「(戦争が)簡単だと言ったことは決してない。戦争は厳しい」と指摘し、対イラク戦争が難航しているのではないかとの見方を打ち消した。