ブラジル外相、イラク戦の早期終了を訴える
【サンパウロ26日綾村悟】政府系ブラジル通信の報道によると、同国のアモリム外相は二十五日、同通信のインタビューに答え、外交交渉継続によるイラク戦争の早期終了などを訴えた。
インタビューの中でアモリム外相は、「@最初の目標は米英とイラク間の戦闘状態を一刻も早く中断させることとし、次にAイラク国民が平穏な生活を取り戻すこと、その上でB今回の出来事によってダメージを受けた国連のシステムを強化する必要がある」と、イラク情勢に関するブラジルの外交スタンスを説明した。
ブラジルのルラ政権は、開戦当初から国連安全保障理事会の対イラク武力行使容認決議を抜きにした米英中心のイラク攻撃に反対する姿勢を示している。また、ルラ・ダシルバ大統領は二十四日、首都ブラジリアの大統領官邸にオランダのベアトリックス女王を迎えて晩餐会を開催し、席上で「外交による努力が世界平和を実現する最も効果的な手法だと信ずる」と対話と和解による国際問題の解決を訴えた。