米に人道支援求める―国連総長
ライス補佐官と会談
【ニューヨーク25日池本拓】米国のライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は二十五日、ニューヨークの国連本部でアナン事務総長と一時間半にわたって会談し、イラクへの人道支援などについて協議した。会談にはフレシェット副事務総長、ネグロポンテ米国連大使も同席した。
会談で事務総長は、戦争当事国には民間人の安全や福祉を確保する法的義務があるとし、米政府などに占領地域で人道支援を行うよう求めた。事務総長は、国連としても最大限の支援を行う用意があると伝えたが、現地の安全が確保できなければ国連の支援には限りがあると語った。
ライス補佐官はイラクの戦後復興について、現時点での米政府の考えを事務総長に伝えた。これに関連して事務総長は、国連が戦後イラクの統治に関与する場合、安保理の決議が必要になると指摘。同時に、イラクの領土保全や、政治体制の決定や石油資源の管理をめぐるイラク国民の権利を尊重するよう米政府に求めた。