イラク問題で公開協議―安保理、26日に
【ニューヨーク25日池本拓】国連安全保障理事会はイラク問題をめぐる公開協議を二十六日午後三時(日本時間二十七日午前五時)から開く。トラオレ議長(ギニア国連大使)が二十五日、明らかにした。協議はアラブ連盟(加盟・二十二カ国・機構)と非同盟諸国会議(同・百十四カ国・機構)の要請で開かれるもので、米英の武力行使が始まって以降の公開協議は初めて。
協議では理事国以外の加盟国にも意見表明の機会が与えられ、二十七日も継続して行われる見通し。アラブ連盟は米英軍の即時撤退を要求する構えだが、法的拘束力のある決議には米英が反対するのは確実で、採択される見込みはない。
アラブ連盟などのこうした動きについて、米国務省のバウチャー報道官は二十五日、「今は(イラクの武装解除について)大がかりな公開協議を開くような時ではない」と指摘。安保理の喫緊の問題は人道支援に関する決議を採択することだと述べた。
安保理は二十六日午前に、イラクへの人道支援のための新たな決議案について協議を行う。安保理は、イラクに認められてきた「石油禁輸部分解除措置」の管理権限を国連に移管し、人道支援に充てる方向で検討している。