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バスラで人道危機―国連総長

水・電気が停止―緊急対策を求める

 【ニューヨーク24日池本拓】アナン国連事務総長は二十四日、イラク南部の主要都市バスラが人道危機に直面する恐れがあるとして、緊急の対策が必要との考えを示した。国連本部で記者団に語った。バスラの人口二百万人の大都市だが、国際赤十字によると、水と電気が止まっている。事務総長は「あの規模の都市は、水や電気なしには生活が成り立たない」と、懸念を表明した。

 事務総長は「占領軍は、住民の福祉に責任がある」として米英に支援を促す一方、国連としてもできる限りのことをすると述べた。米英軍はすでにバスラの周囲を包囲しているが、市内にはフセイン大統領に忠誠を誓う部隊が立てこもっている。

 また事務総長は、「石油禁輸部分解除措置」を再開するために、新たな安保理決議の採択を急ぐ考えを示した。同措置は、国連の管理下で人道目的に限定してイラクに石油輸出を認めるもので、事務総長によると、イラク国民の六割が同措置に存しているという。ただ現在は、米英などによる武力行使で中断している。

 事務総長はこの措置による物資の購入権限を、イラク政府から国連に移管することを提案。新決議は今週中にも採択されるとみられている。

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