イラク最高幹部3人死亡か―米ABCテレビ
【ワシントン支局21日】米ABCテレビは二十一日夜(日本時間二十二日午前)、米国の複数の情報当局者の話として、イラクのラマダン副大統領、革命指導評議会のイブラヒム副議長、アリ・ハッサン・アルマジド元国防相の三人が、現地時間二十日の米英軍による第一波の空爆で死亡したとみられると伝えた。
米中央情報局(CIA)の報道官は、この報道を否定した。
三人はいずれもフセイン政権の最高幹部で、このうちアルマジド元国防相は、フセイン大統領のいとこで、クルド人に化学兵器の使用を命令した人物とされる。
複数の情報当局筋がABCに語ったところによると、無線交信や要人の動静を分析した結果、当局は「三人は死亡した」との結論に達した。イラク政府は二十一日、フセイン大統領が補佐官と会議を行う様子を撮影したビデオを公表したが、三人は映っていなかったという。
ビデオには、大統領の長男ウダイ・フセイン氏の姿もなかった。死亡したとの見方もあるが、確認されていない。
このほかABCによると、フセイン大統領自身については、爆撃された施設から酸素マスクを着けた状態で担架で運び出されたとの目撃情報がある。また、爆撃以降、大統領から政府・軍に対する通信が大きく減少しているという。