イラク国民への支援表明―アナン国連総長
【ニューヨーク20日池本拓】アナン国連事務総長は二十日午前、米英などがイラクへの武力行使を開始したことを受けて声明を発表した。事務総長はこの中で、当事国に対し、民間人の保護など国際人道法の順守を求めた。また、国連として、できる限りの人道支援を行うと表明した。
事務総長は、「イラク国民にとって、未来がより明るいものになるよう希望する」とし、法の支配の下、平和と自由の中での国家の再建に期待を示した。
しかし一方で、「もう少し努力をすれば、イラクの武装解除は平和的に行われたかもしれない」とも指摘。米英などが独自に武力行使に踏み切ったことに、改めて遺憾の意を表明した。ただ、同時に「過去の分裂の中にとどまってはならない」とし、国際社会の結束を訴えた。