標的はフセイン大統領か―イラク攻撃の第1波
【ワシントン支局20日】米政府当局者は十九日夜、対イラク攻撃の第一波は、バグダッド市内にいたフセイン政権幹部らを狙ったものだったことを明らかにした。UPI通信などが同日伝えた。
UPIによると、米政府は十九日午後、政権幹部の居場所に関する機密情報を入手。幹部らがそこを離れる前に攻撃に踏み切ったという。具体的に誰を狙ったものかは不明だが、CNNやニューヨーク・タイムズ紙は、フセイン大統領も標的の一人だったと伝えた。
米政府当局者によると、機密情報を伝えられたブッシュ大統領は十九日午後、チェイニー副大統領やラムズフェルド国防長官らと約三時間にわたって協議。当初の開戦計画を前倒しすることを決断した。攻撃の成果について同当局者は、「しばらくは分からないだろう」と述べた。
イラクに対する第一波の攻撃は、現地時間二十日早朝に実施され、四十発以上の巡航ミサイル「トマホーク」と数機のF117ステルス戦闘機が投入された。
CNNはこの攻撃について、バグダッド市内とバグダッドの南の二カ所を狙ったものと伝えた。またNBCは、標的はイラク軍の指揮系統で、攻撃にはB1、B2、B52の爆撃機も加わったと伝えた。