20日にも開戦―米
最後通告期限切れ直後か
イラクは抵抗、大規模空爆迫る
【ワシントン19日時事】ブッシュ米大統領がフセイン・イラク大統領と二人の息子に対して四十八時間以内の亡命を求めた最後通告は、米東部時間十九日午後八時(日本時間二十日午前十時)に期限切れを迎える。これより先、イラク国会は緊急会合を開き、フセイン大統領の亡命を要求した米国の最後通告を全会一致で拒否。米国は最後通告の期限切れ後、直ちに大規模空爆を伴う対イラク攻撃を開始する見通しだ。
ブッシュ大統領は開戦後ホワイトハウスから全米向けの緊急演説を行い、対イラク武力行使について正式発表し、攻撃に踏み切った理由などを説明するとみられる。
米英軍はペルシャ湾岸地域に約二十八万人の兵力を集結、攻撃命令後、いつでも出動できる臨戦態勢に入っている。CNNテレビは十八日、米政府高官の話として、ブッシュ大統領が米東部時間の十九日夜(同二十日午前)にも攻撃命令を下すと報じた。フセイン大統領が亡命拒否を鮮明にしていることから、期限切れ前の開戦の見方も出ている。
ブッシュ大統領のイラクへの最後通告演説を受け、米国内ではイラク攻撃を支持する声が高まっている。十九日付の米紙ワシントン・ポストはABCテレビとの合同調査で、71%が攻撃を支持したと公表した。
また、米政府は十八日、イラク攻撃を支持する四十五カ国のうち、国名公表に同意した日本を含む三十カ国を発表した。対イラク攻撃の是非をめぐって国際社会が真っ二つに割れる中、米国はフランスなど戦争反対国をけん制する一方、米国民の一層の支持拡大を図り、内外で世論対策を強化する構えだ。