ルラ大統領、米国の決定を批判−ブラジル
【サンパウロ19日綾村悟】南米ブラジルのルラ大統領は十八日、ブッシュ大統領の最終通告演説に触れ、米政権の決定は国連の存在をないがしろにするものであり、同時に平和を求めていた多くの世界各国の意見を無視したものだと批判した。また、ルラ大統領は米国の行動が「国連の将来に大きな影を落とすことになる」と語った。政府系ブラジル通信が報じた。
また、同大統領は十七日、国連のアナン事務総長と電話会談を行い、米国が国連決議抜きで対イラク武力行使を実施した場合、国連の役割などを再考する必要があると訴えたという。
ルラ大統領は今月十一日、アナン事務総長にイラク問題に関心のある国が集まった首脳級会合開催を提案するなど、一貫してイラク問題での平和的解決を求めてきた。