フォックス大統領が遺憾の意を表明−対イラク最後通告
【サンパウロ18日綾村悟】メキシコのフォックス大統領は現地時間の十七日夜、ブッシュ米大統領による対イラク最後通告のテレビ放映が行われた約二時間後に声明を発表、イラク情勢が戦争突入に向かっていることを「非常に残念に思う」と言明した。
大統領は、会見の中で「戦争以外の解決方法をメキシコは望んでいた」としながらも、対イラク戦突入にメキシコが反対をしてきたことが米国との関係を損なうものではなく、両国関係の重要性には変わりがないことを強調した。大統領の会見は、国内での主要選挙を間近に控えて反戦に傾く国内世論に気を配りながらも、最大の貿易相手国としてメキシコ経済に欠かせない米国に配慮した内容となっている。
メキシコは、国連安全保障理事会における非常任理事国の中で、いわゆる対イラク武力行使決議案の採択に向けた“中間派六カ国”の一つとして、米・英とロシア・仏の間で外交圧力を受けながらも、戦争回避に向けた妥協案を探ってきた。