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安保理に最後通告―米英など3首脳

決議なし対イラク武力行使を示唆

 【ワシントン16日三笘義雄】ブッシュ米大統領、ブレア英首相、アスナール・スペイン首相は十六日、大西洋のアゾレス諸島(ポルトガル領)のラジェス米空軍基地で会談し、対イラク武力行使をめぐって混迷が続く国連安全保障理事会での議論を十七日で打ち切ることで合意した。

 ブッシュ大統領は、会談後の共同会見で、「明日(十七日)は決定的な時になる」とした上で、「(安保理において)外交が機能するかどうか見極める日になる」と強調。結果次第では、新たな国連決議なしで対イラク武力行使に踏み切ることを強く示唆した。

 ブレア英首相は「武力行使を前提とした最後通告なしでは、議論したところで、さらなる引き延ばしになるだけ。それでは大量破壊兵器で武装したフセイン大統領がイラクで君臨し続けるだけだ」と述べ、安保理が武装解除の期限を定めた新決議案を速やかに採択するよう求めた。

 一方、フランスのシラク大統領は同日、イラクが国連決議に従って武装解除するため、三十日の猶予期間を与えることを提案した。しかし、米政府首脳は同日、相次いで米テレビに出演し、「外交努力が終わりに近づいていることは疑問の余地がない」(チェイニー副大統領)「われわれは、スケジュールを立てたし、期限を設けた。判断の基準も示した。問題は、イラクが従わないことだ」(パウエル国務長官)などと発言。米国がフランス提案を受け入れる可能性はほとんどないことから、ブッシュ大統領が早ければ十七日夜にもイラクへの最後通告を行い、今週中には武力行使に踏み切るのではとの見方も出ている。

 一方、米国務省は十六日、クウェートやイスラエル、シリアの外交官の一部とその家族に出国するよう命じた。同省は「イラクで軍事行動の恐れがるから」としている。

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