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採決は「今週後半」―イラク決議案で米英大使

米政府は修正に含み

 【ニューヨーク10日池本拓】米国のネグロポンテ国連大使は十日、イラクにとっての安保理決議の履行期限を「三月十七日」とする決議案について、採決が今週後半にずれ込むと述べた。国連本部で記者団に語った。また、英国のグリーンストック国連大使も、同様の見通しを示した。採決の行方が依然として不透明な中、米英は他の理事国への説得を継続する必要があると判断したもようだ。

 グリーンストック大使はまた、「決議案に追加する内容はない」とし、現段階では修正に応じない立場を示唆した。ただ、米ホワイトハウスのフライシャー報道官は十日の会見で、「(イラクの履行期限が)厳密にいつになるのかを語るのは時期尚早」と述べ、内容の修正に含みを残した。

 しかし同報道官は、「(決議案は)サダム・フセインを直ちに武装解除するものでなくてはならない」とも述べ、早期に最後通告を行うことに変わりはないとの考えを示した。

 同決議案をめぐっては、共同提案した英米とスペインのほか、ブルガリアが賛成を表明。一方で、フランス、ドイツ、ロシア、中国、シリアは反対している。残りの非常任理事六カ国は態度を決めていない。これら六カ国は両陣営から激しい説得工作を受ける一方で、双方に妥協を働きかけている。

 米国は先週末の段階で、早ければ十一日にも採決に付したいとしていた。決議の採択には、常任理事五カ国の同意票(賛成または棄権)を含む九カ国の賛成が必要になる。

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