英、決議案で修正の用意―「期限」設定、妥協点を探る
【ニューヨーク6日池本拓】英国のストロー外相は六日、国連本部で記者会見し、米英とスペインが先に共同で提出した安全保障理事会の対イラク決議案について、場合によっては修正に応じる可能性を認めた。修正についての米国の態度は明らかではないが、両国は緊密な協議を行っている。
同決議案にはフランスやドイツ、ロシアなどが反対を表明し、採択の目途は立っていない。このため英国は、最低でも決議採択に必要な九カ国の賛成を得たい考えで、妥協点を探っている。
同決議案は、イラクの大量破壊兵器に関する申告書の不備やこれまでの安保理決議の不履行などを指摘。「イラクは決議一四四一が与えた最後の機会を逸した」と断定する内容。英国が検討しているのは、これに二、三日程度の「履行期限」を追加するもので、イラクに武装解除のための「最後の『最後の機会』」を与えるものだ。
同決議案のほかには、フランスとドイツ、ロシアを四カ月以上継続することを求める「覚書」を提出。またカナダも、イラクの協力を見極める期限を今月末に設定した独自の妥協案を示している。
ストロー外相は七日の安保理協議に出席するため、ニューヨークを訪れている。同協議には、安保理十五理事国のうち、十一カ国の外相が参加する。