8日未明、イラク査察報告―安保理外相級会合
外相級会合で決議案討議
【ニューヨーク6日時事】イラクの大量破壊兵器査察問題で、国連安保理は七日午前(日本時間八日未明)、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長と国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長から査察の進展について報告を受けるため、外相級公式会合を開く。
米英両国は今回の報告後、対イラク攻撃を正当化する決議案の迅速な採択を目指す意向。しかし、査察継続を求める仏ロ中独などがこれを阻止する構えを示しているほか、採択に必要な支持も集まっておらず、報告後の非公式会合や二国間会談を通じた激しい外交攻勢が予想される。
会合にはパウエル米国務長官、ストロー英外相、ドビルパン仏外相やフィッシャー独外相らが出席。ブリクス委員長らの報告を聞いた後、公開の場で各国が見解を表明し、非公式会合で討議を続ける。米英外相は六日にニューヨーク入りする。
ブリクス委員長は先月二十八日、イラクの大量破壊兵器廃棄の成果が「非常に限られている」と指摘した定期報告書を提出。今回の会合では、同報告書に基づく査察活動の説明に加え、イラクが一日に着手した弾道ミサイル「アッサムード2」の廃棄など最新の状況も報告する。
また、これまでの査察や分析から割り出した「武装解除における未解決の問題」のリストを提示。これをたたき台に、大量破壊兵器廃棄の証明のため、イラク側が取り組むべき課題を盛り込んだ査察作業計画の策定の用意があることを表明する見通し。