「具体計画はない」―「支援団」報道で国連
【ニューヨーク5日池本拓】アナン国連事務総長は五日、国連が戦争後のイラクを支援するため「国連イラク支援派遣団(UNAMI)」の設立を計画していると報じられたことについて、「計画や文書は存在しない」と述べた。ただ、イラクの戦後に関し、「予備的な」検討を行っていることは認めた。
事務総長報道官は同日の会見で、報じられた文書は、緊急人道援助に次いで考えられる支援策として、国連開発計画(UNDP)のアーメド前副総裁がまとめたものだと指摘。戦後の支援について、安全保障理事会などから指示を受けているわけではないと述べた。
英紙タイムズは五日付で、米英軍などによるイラク占領が成功した場合、新政権樹立を促進するため、国連がUNAMIを設立するとの極秘計画をまとめたと伝えていた。
国連はすでに、イラク攻撃を想定した緊急人道援助計画を策定し、安全保障理事会に非公式に伝えている。