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廃棄に「原則」同意―違反ミサイル

イラクが書簡、査察委が確認へ

 【ニューヨーク27日池本拓】国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)は二十七日、決議違反と判断されたイラクの弾道ミサイル「アッサムード2」の廃棄について、イラク政府が「原則的に」同意したと発表した。サーディ大統領顧問が同日、ブリクス委員長に書簡で伝えた。

 UNMOVICは、バグダッドに滞在しているペリコス副委員長を通じ、決定内容の詳細についてイラク当局者に説明を求める方針。また、アラビア語で書かれた同書簡は翻訳に回され、内容の分析が行われる。

 「原則的に」との表現が「無条件」を意味するのか、あるいは廃棄に実際に着手するのかは不明だ。ただ、この問題はイラクの査察への協力を試す試金石となるため、その動向に注目が集まっている。

 イラクは、湾岸戦争の休戦条件を定めた安保理決議六八七(一九九一年)で、射程百五十キロ以上の弾道ミサイルとその主要部品、製造・修理施設の保有を禁じられている。ブリクス委員長は、外部の専門家の判断を基に、アッサムード2を「決議違反」と認定し、三月一日までに廃棄作業を開始するようイラクに要求していた。

 廃棄の対象となるのは、ミサイル本体だけでなく、弾頭や推進装置、管制・誘導装置、発射台、燃料や酸化剤などで、製造途中のものも含まれる。廃棄作業は、UNMOVICが指示する方法でイラク当局が行い、査察官が作業に立ち会う。

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