カナダが妥協案を提示―3月末に協力見極め
【ニューヨーク26日池本拓】イラクの大量破壊兵器査察をめぐる問題で、米英と仏独との対立が深まる中、カナダは二十六日までに、イラクの協力を見極める期限を三月二十八日とする妥協案を国連安全保障理事会の理事国に非公式に提示した。
カナダ紙などが伝えた同案の内容は、査察団がイラクとの間の未解決の問題を明確にした上で、@三月二十八日ごろを目途に、査察団はイラクの協力について判断し、安保理に報告するA「実質的な協力」が確認されれば査察を継続し、非協力と判断されれば武力行使の容認もあり得る――というものだ。
安保理では現在、米英がイラクへの武力行使を容認する決議の早期採択を主張する一方、仏独などは四カ月以上にわたる査察継続を求めている。
カナダは安保理の理事国ではないが、クレティエン首相は「新たな決議は必ずしも必要ない」として、米国に同調する姿勢を示している。