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湾岸戦争を大幅に上回る恐れ―米専門家予想

イラク戦費で

 【ワシントン16日AFP=時事】米国の対イラク戦争とその後のイラク占領に掛かる費用の総額について、米国の専門家たちは十六日までに、一九九一年の湾岸戦争時の戦費六百十億ドル(約七兆三千二百億円)を大幅に上回る可能性があるとの見方を相次いで示した。

 ある民間エコノミストは「クウェートからイラク軍を撤退させるだけでよかった湾岸戦争の時とは異なり、大量破壊兵器を保有するイラクとの間で戦闘が起きれば、戦争は長期に及び、市街戦で多数の死傷者が出る恐れがある。戦費は湾岸戦争時をかなり上回ることになろう」と指摘。その上で、「戦争が長期化したり、イラクに民主的体制を築くために同国を占領することになった場合、戦費は六千五百億ドル(約七十八兆円)かそれ以上になるかもしれない」と述べた。

 米議会予算局(CBO)は先に、一カ月間の直接の戦費を六十億−九十億ドル(約七千二百億−一兆八百億円)と推定。さらに、湾岸地域に二十五万人の米軍部隊を展開し、戦闘が三十日間、占領期間が二カ月半にわたった場合、総費用は四百四十億ドル(約五兆二千八百億円)に上ると見積もっている。

 これに対し、ある経済学者は対イラク戦の戦費は非常に流動的だと前置きした上で、直接の戦費は五百億−千四百億ドル(約六兆−十六兆八千億円)、占領や国家再建、人道支援といった戦後復興の費用を千億−六千億ドル(約十二兆−七十二兆円)などとみている。

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