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NYで数10万人がイラク反戦デモ

ベトナム戦争以来の規模

 【ニューヨーク15日時事】キャンベラ、東京、ロンドン、ローマと世界の主要都市で繰り広げられたイラクに対する戦争反対デモは十五日、国連のおひざ元・ニューヨークにも到達、数十万人が「ノーモア・ウオー」と叫んで市内を練り歩いた。このほか、マイアミ、シカゴ、フィラデルフィアなど全米百五十カ所でも反戦デモが展開され、主催者側は「ベトナム戦争以来最大の反戦運動だ」と話している。

 氷点下七度のいてつく空気の中で、ニューヨーク市内では国連を中心とした南北二十ブロック以上の道路が各地から集まった市民で埋め尽くされた。地元のブルックリン区から来たというエレノア・エレンシュタインさん(85)は、近所の若者に支えられながらゆっくり行進、「わたしは日本軍との戦いを覚えている。悲惨な思い出なんです。もう戦争はやめてほしい」とかすれる声を絞り出した。

 行進は「石油のために血を流すな」「ブッシュの頭は空の弾頭」などさまざまなプラカードを掲げた市民らがそれぞれにシュプレヒコールを上げていたが、警官隊との目立った衝突もなく、平和的に行われた。

 また、国連近くの広場で開かれた反戦集会には、ノーベル平和賞受賞者である南アフリカ共和国のツツ元大主教らが参加。ツツ氏は「米国は世界の声に耳を傾けよ。査察官に時間を与えよ」と訴えた。

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