不屈の精神で宇宙計画継続を―追悼式で米大統領
【ワシントン4日原田正】米スペースシャトル「コロンビア」の空中分解事故で亡くなった乗組員七人を追悼するセレモニーがテキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センターで四日正午(日本時間五日午前三時)過ぎから開かれ、ブッシュ米大統領はローラ夫人とともに出席。乗組員の人柄や業績をしのぶとともに、米航空宇宙局(NASA)に対し不屈の精神で米国の宇宙計画を継続させていくよう求めた。
式には遺族、人類初の月面歩行をしたニール・アームストロング元宇宙飛行士、ジョン・グレン元上院議員や航空宇宙局(NASA)関係者ら一万人以上が出席。式の間にはブッシュ大統領の涙を拭う姿も見られた。
大統領は演説で、「彼等の任務はほぼ完結し、ほとんど帰還するところだった。突然彼等を失った悲しみは、家族にとって耐え難いものだ」と述べ、リック・ハズバンド船長ら一人一人の人柄、業績をしのんだ。
そのうえで、大統領は「これらの宇宙飛行士たちは、その使命に必要とされる勇敢な心と規律を持ち合わせていた。一人一人はリスクを積極的に、そして喜んでさえ受け入れたのだ。われわれ人類は、彼等に恩義がある」と言明。
「NASAの人々は再びテストされている。悲しみの中でも再び、集中力、プロフェッショナリズムそして不屈の精神で対応していってほしい。宇宙計画は継続していく」と宣言した。