「証拠」提供を歓迎―安保理
5日に外相級会合
「説得力あるものを」−ロシア
【ニューヨーク29日池本拓】米国が五日に開かれる国連安全保障理事会の場でイラクの決議違反を示す「機密情報」を開示することについて、安保理の各理事国は二十九日、これを歓迎する姿勢を示した。
ただ、ロシアのラブロフ国連大使は、決議違反を示すには「説得力があり、議論の余地がない情報」でなければならないと述べた。またフランスのドラサブリエール大使も、「提供された情報を基に、査察を行う必要がある」との考えを表明し、結論を急ぐ米国をけん制した。
五日の協議は外相級の会合になる見通しで、パウエル米国務長官のほか、来月の安保理議長国ドイツのフィッシャー外相、フランスのドビルパン外相らが出席。パウエル長官が、イラクの大量破壊兵器保有やテロ組織とのつながりを示す「機密情報」を提示する。
米政府のある当局者は二十九日、UPI通信に対し、開示する「機密情報」について、「すべてが新しい情報というわけではないが、中には新しいものもある」と語った。