米、イラクがWMDを移動させた情報などを公表へ
早ければ来週にも
【ワシントン27日原田正】米紙ワシントン・ポスト電子版は二十七日、米政府はイラクが大量破壊兵器(WMD)システムや関連機器を移動させ、国連査察団から隠したことを示す重要な機密情報の一部を非機密扱いにし、早ければ来週にも公表する方針だと報じた。対イラク武力行使に向けた国内および国際的支持を強めるのが目的。
パウエル国務長官は、二十七日付のイタリア紙のインタビュー記事で「われわれの情報はイラクが禁じられた兵器を維持していることを示す。早ければ来週かその後すぐに、この情報の一部を公表することができると思う」と語っている。
ブッシュ政権は、これらの情報は、イラク政府当局者や軍幹部が大量破壊兵器の移動やカモフラージュを命じたり、あるいはその活動について知っていることを示すとみている。
大量破壊兵器などを隠す活動はしばしば、国連査察団が査察対象の施設を訪問する前の数日前か数時間前に行われているという。
しかし、重要な機密情報そのものを全部公表できないのは、イラクと対決していくために必要な情報を得るための情報源や収集方法をイラクに知らせてしまうリスクがあるためだ。