査察報告は28日未明―イラク問題で安保理
内容は「合切袋」に
【ニューヨーク24日池本拓】国連は二十四日、イラクの大量破壊兵器査察に関する安全保障理事会への正式報告が、二十七日午前十時半(日本時間二十八日午前零時半)に始まると発表した。
国連報道官によると、まず公開協議の場で国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長と国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長が報告書を読み上げ、その後、非公開協議に移る。
公開協議の場では、アナン事務総長や各国代表による意見表明などは行われない。
委員長は二十三日、報告書は「合切袋」になると発言。イラクに対する評価と非難が入り交じった内容になると示唆した。UNMOVICのブキャナン報道官は二十四日、UPI通信に対して「驚くような内容はない」と述べており、これまでに伝えられている事柄が中心になるもようだ。
委員長は査察に対するイラク側の協力について、対象施設への自由な立ち入りを認めていることを指摘する一方、科学者の聴取や偵察機の使用、兵器開発に関する追加情報の提供などに関連し、強い不満を表明している。
同報道官によると、報告書は十―十二ページほどの分量となる見通しで、ブリクス委員長は関係者とともに週末を費やし、最終的に内容を煮詰めるという。
安保理は二十七日の報告を基に、査察継続の是非などについて議論を行う。