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イラクの姿勢に不満―査察委員長

査察の長期化を示唆

 【ニューヨーク22日池本拓】国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長は二十二日、ニューヨークの国連本部で記者団に対し、先のバグダッド訪問でイラク側が協力拡大に同意したことを指摘しながらも、「積極的な協力という段階に至っていない」との認識を示した。

 ブリクス委員長は、その理由として@査察支援のための米国のU2偵察機の使用に制限を加えているA科学者の自由な聴取を認めていないB廃棄したとされる炭疽菌やVX神経ガスについて、廃棄を示す証拠の提示がなかった――などを挙げた。

 査察の成果について委員長は、大量の禁止兵器・物資などはまだ見つかっていないことを明らかにした。また、先週発見された十一個の化学兵器用弾頭については、「おそらくもう使用できない状態」としながら、「イラクはこれらを申告すべきだった」と述べた。

 委員長は査察の完了までに必要な時間について、「イラク側の積極的な協力がなければ査察は長引く」との見方を示したが、「査察のスケジュールを決定するのは安保理」と強調した。

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