「どれだけ時間が必要だというのか」米大統領が苛立ち
【ワシントン21日原田正】ブッシュ米大統領は二十一日、記者団に「イラクが武装解除しているのを見るのに、どれくらいの時間が必要だというのか。悪い映画が返ってきたようだ。私はそれを見ることに興味はない」と述べ、新たな安保理決議に反対の姿勢を示している仏ロ中安保理常任理事三カ国に対する苛立ちを露わにした。
米大統領は「彼(サダム・フセイン)は遅らせようとしており、だましている。時間を要求している。査察団とのかくれんぼを弄んでいる。確かなことは、彼が武装解除していないということだ」と述べるとともに、「彼には、武装解除のために多大な時間が与えられていた。時間はなくなりつつある」と強調した。
決断の時期を聞かれて大統領は「その時が来れば話すだろう」と答えた。
一方、アーミテージ国務副長官も同日、米平和研究所で演説し、「十二年間、われわれは容認できない状況を容認してきた。多くの国連決議を採択したが、ほとんど問題の解決になっていない」と指摘。
そのうえで、副長官は「時間切れになってきている。大統領はわれわれの忍耐も限界に来ていると語っている。他のすべてのオプションは現時点でほぼ尽きている。この(フセイン)政権が十二年間にやって来たことを取り消すには残された時間はほとんどない」と警告した。