「義務と責任」遂行促す/安保理で米国務長官
【ニューヨーク20日池本拓】米国のパウエル国務長官は二十日、国連安全保障理事会の外相級会合で演説し、イラク問題について「安保理は自らの責任にひるんではいけない」と述べた。国連査察団による公式報告が一週間後に迫る中、イラクが安保理決議に従わない場合は、武力を用いてでも大量破壊兵器の廃棄を実行する必要があることを強い口調で訴えたものだ。
パウエル長官は演説で、「安保理が自らに課した義務と責任にひるむことがあってはならない」「大量破壊兵器をテロ支援国に持たせておくことは重大な脅威」などと語った。
会合の後の記者会見で長官は、「イラクは自らの立場の深刻さを理解していない」とし、査察団への協力が不十分であると強調。さらに、中国やフランスが二十七日の公式報告を「出発点」と見ていることについて、「これは出発点ではない」と述べ、査察の継続を求める動きをけん制した。