フセイン亡命画策する動き支持-米国防・国務両長官
そのための訴追免除も
【ワシントン19日原田正】ラムズフェルド米国防長官とパウエル国務長官は十九日、米テレビの報道番組に出演し、サウジアラビアなどアラブ諸国がフセイン・イラク大統領らの亡命を画策する動きを示していることを歓迎するとともに、同大統領を含む指導部に対する戦争犯罪の訴追免除を支持する考えを表明した。
ラムズフェルド国防長官はABCテレビの番組に出演し、「私個人の意見としては、イラク指導部と家族を亡命させるようとする動きを歓迎する。それは戦争を回避する公正な取引になるだろう」と述べ、そのための戦争犯罪の訴追免除を支持するとの考えを表明した。
パウエル国務長官はCNNの番組に出演し、「サダム・フセインと家族、この政権の指導者がイラクを去れば、イラクの人々の状態は良くなるし、すべての状況が解決されるだろう」と語った。
一方、ライス国家安全保障担当補佐官はNBCの番組で「サダム・フセインを権力の座から追い落とす道があるなら、それはいいだろう」としながらも、「この男が強制的に引きおろされる以外に、別の方法で権力の座を降りる可能性は少ないと考える」と述べた。 さらにライス補佐官は、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長が国連安保理に報告することになっている一月二十七日について「イラクが十分に(安保理決議を)履行したかどうかを決定する最終段階の出発点となるだろう」と強調した。