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輸入制限リストを改訂―イラク制裁で安保理

神経ガス解毒剤など追加

 【ニューヨーク31日池本拓】食料や医薬品の購入など人道目的に限定してイラクに石油輸出を認めている「石油禁輸部分解除措置」に関連し、国連安全保障理事会は三十日午後(日本時間三十一日未明)、輸入制限品目のリストを改訂する決議を賛成十三、棄権二(ロシア、シリア)で採択した。軍事転用に可能な物資に対する規制を強化するのが目的で、リストは米東部時間三十一日の午前零時過ぎに発効した。

 改訂リストは「生物」「化学」「ミサイル」「一般」の四分野、合計三十八項目からなる。新たに追加された品目は、神経ガス中毒の解毒に使われるアトロピンの自動注射器、炭疽(たんそ)菌治療に有効な抗生物質シプロ、全地球測位システム(GPS)電波のかく乱装置、電波の方位測定機器、高速ボートなど。

 決議はまた、今後もリストを定期的に見直し、必要に応じて改訂するとしている。

 ロシアとシリアは、「人道支援活動への影響」などを理由に棄権。ロシアはまた、輸出している大型トラックがリストに加えられたことに不満を表明した。

 リストの改訂は同措置が更新期限を迎えた十一月末に米国が提案。今月に入って、安保理の常任理事五カ国の専門家が見直し作業を進めていた。

 リストは今年五月の安保理決議で定められたものだが、三百ページに及ぶ膨大なもの。輸入に当たって国連の審査が必要な物資が詳細に記載されている。

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