クウェート侵攻前の核開発を詳述−米WT紙
イラクの大量破壊兵器申告書
【ワシントン10日原田正】十日付の米紙ワシントン・タイムズ(電子版)は、イラクが国連安保理に提出した大量破壊兵器(WMD)開発計画に関する申告書の中で、一九九〇年のクウェート侵攻以前における核兵器開発計画を二千ページ以上をかけて詳述していると報じた。しかし、その大半は、国連の査察団が既に知っている内容という。
申告書は全部で一万二千ページ、目次に九ページをあてている。核開発のセクションは、同開発に用いられた技術の詳細を説明しており、たとえば、「ガス拡散とガス遠心分離機による濃縮」といった内容に、二百ページも割いている。
他のセクションは、「外国の技術援助」「企業、代表、個々人との関係」の項目も含んでいる。
化学に関するセクションは、「化学軍需品研究開発活動」「軍需品充填技術」の項目に二十二ページを割き、別の二十二ページでは「化学軍需品、物質、前駆物質の一方的な破壊」を詳述している。
生物兵器のセクションでは、一九七四年まで戻っており、六カ所の異なる施設について記載。中には「兵器化活動」という九十五ページの項目が含まれている。