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対イラク軍事行動への準備着々―米

虚偽申告を前提に

 【ワシントン7日時事】ブッシュ米政権は、イラクによる大量破壊兵器開発計画に関する国連への申告内容を十分見極めた上で、今後の方針を決定する。しかし、フライシャー大統領報道官が「イラクはこれまでうそばかりついてきた」と述べているように、イラク政府の申告に大きな期待を抱いておらず、むしろ「文書の中に含まれないものは何か」に注目。世界を欺いていると判断するなら、軍事行動への準備を急ぐことになろう。

 ブッシュ大統領は最近、「サダム・フセイン(イラク大統領)は自ら、大量破壊兵器の武装解除を行うべきだ」と繰り返し、イラクが自主的に国連の査察に応じて生物・化学兵器を廃棄し、核兵器製造計画を放棄するなら、戦争には訴えないとやや軟化した姿勢を示している。

 とはいえ、米国は「十分かつ正確で、完全なリスト」(ブッシュ大統領)を提示する義務がイラクにはあると強く要求してきた。イラク側の真意が今回の申告内容ではっきりする、との厳しい見方を変えたわけではない。

 対イラク強硬派のウルフォウィッツ国防副長官は四日、訪問先のブリュッセルで、申告内容の不備だけを理由に米国がイラク攻撃を開始することはないと語った。ただし、米軍は九日から一週間の予定でカタールを舞台にした演習を計画しており、対イラク戦に備えた軍の態勢づくりは着々と進められている。

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