バクダッド攻撃前のフセイン政権崩壊を想定
米軍の対イラク戦争計画 WP紙報道
【ワシントン10日原田正】十日付けの米紙ワシントン・ポストによると、ブッシュ政権はイラク攻撃を実施する場合、バクダッドを取り囲むようにイラクの多くの部分を制圧する戦争計画を決定しており、米地上軍がバクダッドに入る前にフセイン政権が崩壊することを想定しているという。
ニューヨーク・タイムズ電子版は九日、ブッシュ大統領が二十万から二十五万の米軍兵力を投入する戦争計画をすでに承認したと報じていた。
ポスト紙によれば、戦争計画の重要な狙いは、イラク人によるフセイン政権打倒を促すこと。フセイン政権が早期に崩壊すれば、米地上軍は、バクダッドを攻撃する必要がなくなる。米国防総省筋は同紙に対し、「最初の段階が成功すれば、第二段階は必要ない。現政権が倒れ、新政権が引き継ぐからだ」と語っている。
米情報機関は、米軍などの攻撃が切迫していることが明らかになった場合、攻撃が開始される前にフセイン政権が崩壊する可能性もあるとみている。
ただ、早期にフセイン大統領が退位させられても、バクダッドやフセイン大統領の出身地ティクリットなどで小戦闘が続き、作戦が長引く可能性があることも考慮に入れている。