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米英案を大筋で支持―査察委員長

安保理イラク協議

 【ニューヨーク28日池本拓】国連安全保障理事会は二十八日、対イラク決議案に関する非公式協議を開催し、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長と国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長も出席した。この中でブリクス委員長は、査察団に強い権限を与える米英案について、大筋で支持を表明した。

 ブリクス委員長は協議後、記者団に対し、対イラク決議について「決議違反は安保理の対抗措置を招く、ということをイラクが理解するのが望ましい」と発言。「決議違反は“深刻な結果”につながる」と警告する米英案に賛意を示した。

 しかし一方で、両者とも「査察を行うにあたっては、安保理の一致した支持が必要」として、採択にあたって安保理が分裂する事態は好ましくないと語った。 安保理のエブトゥ議長(カメルーン国連大使)は協議の後、「数日以内に決議の採択が可能」との見通しを述べた。

 米英案は、UNMOVICとIAEAに、@立入制限区域の設定A機器や文書の押収B国連の警護官の同伴Cイラク当局者の立ち合いなしでの尋問―などの権限を付与。査察妨害などがあれば、速やかに安保理に報告することを義務づけている。

 常任理事国のフランス、ロシア、中国が米英案に拒否権を行使する可能性は少ないが、採択に必要な九カ国の賛成が集まるかはまだ微妙だ。

 非公式協議は二十九日も行われる。

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