武力行使容認決議で本格論戦
下院は今週採択、上院は来週に―米
【ワシントン8日時事】ブッシュ米大統領が七日の国民向け演説で、イラクの大量破壊兵器の脅威を強調し、同国への武力行使容認決議の早期採択を議会に要請したのを受け、上下両院は八日、同決議に関する本格論戦を開始した。
上下両院とも十日まで集中的に審議。ハスタート下院議長によると、下院は十日に決議を「圧倒的賛成多数」で採択する見通し。
上院でも「決議は広範な超党派による支持で採択される」(ダシュル民主党上院院内総務)見込み。しかし、ケネディ上院議員(民主)ら一部有力議員が決議に強く反対しているほか、修正を求める声も出ていることから、採決は来週にずれ込みそうな情勢だ。
一方、パウエル国務長官はこの日、武力行使容認決議を支持する民主、共和両党の有力議員と会談した後、記者団に対し、「米国の決意を示すため、(決議への)確固とした圧倒的支持を期待している」と強調、政権側の決議案を無修正で採択するよう求めた。
長官はまた、イラクの大量破壊兵器査察に関し「より強力な権限を査察官に付与する国連決議への支持が強まっている」と述べ、国連安保理での新決議採択にも自信を示した。