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先遣隊イラク派遣に遅れも「未解決の問題」と査察トップ

 【ニューヨーク3日時事】イラクの大量破壊兵器査察問題で、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長は三日、安保理の非公式会合で、ウィーンの実務協議の結果を報告した。委員長は会合後、記者団に対し、「未解決の問題が残っている」と述べ、安保理の討議次第では今月中旬に予定しているイラクへの先遣隊派遣を遅らせる可能性もあることを明らかにした。

 同委員長は、イラク側が、米英軍が監視飛行している飛行禁止空域内では査察団の安全を完全には約束できないと主張した点などを挙げ、「バグダッドに行く前に解決しなければならない」と指摘した。

 さらに、「査察を行っている間に新しい任務や指示が下れば厄介なことになる」と述べ、安保理理事国が水面下で進めている新決議案に関する協議の先行きを見守る姿勢も示した。

 同席した国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は「すべての施設への即時、無制限の効果的な査察を行いたいとの立場を表明した」と述べ、大統領宮殿への無制限の立ち入りを含めた強力な決議の採択に期待を示した。

 米国のカニンガム国連代理大使は「査察官が復帰する前に(新決議案の討議を)決着させるほうが望ましいという点で安保理は一致している」とし、新決議の採択までは、査察団の現地入りを認めない考えを改めて示した。

 ブリクス委員長は四日、ワシントンを訪問し、パウエル米国務長官ら米政府当局者と協議する。

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