政権交代より武装解除優先を−米下院議員
「決議は不要」
【ワシントン29日時事】イラクを訪れているマクダーモット米下院議員(民主)は二十九日、CNNテレビなどに対し、「イラク政府は国連査察を受け入れる用意があり、政権交代よりもまず(大量破壊兵器の)武装解除を優先すべきだ」と強調した。
民主党同僚議員二人とともにイラクを訪問している同下院議員は、イラクは査察受け入れを表明しており、「議会や国連安保理は(査察に関する)決議を直ちに採択する必要はない」と主張。ブッシュ大統領はイラクの脅威を誇張し、「国民を誤った方向に導いている」と述べ、武力行使も辞さないとするブッシュ政権を批判した。
ブッシュ政権は、イラクが国連査察を拒否した場合、大統領に武力行使を容認する決議の採択を議会に要請。国連安保理にも、イラクに査察義務の早期履行を迫る強硬な決議採択を求めている。
一方、マケイン上院議員(共和)は同日、CNNテレビで「イラクは大量破壊兵器を保有しており、査察再開を認めることはあり得ない」と指摘。同下院議員らの発言やイラク訪問に不快感を示した。