イラクに2カ月の履行期限−安保理決議米草案
応じなければ攻撃容認
【ニューヨーク26日時事】二十六日付のニューヨーク・タイムズ紙は、ブッシュ米政権が国連安保理に提示する予定の対イラク決議案について、大量破壊兵器査察の完全受け入れなど、安保理関連決議の履行期限を約二カ月と定め、イラクがこれに応じない場合は武力行使を容認する文言を盛り込んでいると報じた。
米政府当局者の話によると、草案作りはほぼ完了しているが、武力行使を容認する文言をめぐり、米政権内や英国以外の安保理常任理事国との間で意見の対立があるため、調整に時間がかかっているという。
米政府内では、対イラク攻撃に議会の承認が得られれば、安保理決議は必要ないとの見方が根強い一方、パウエル国務長官は、フセイン大統領の査察受け入れ表明の真意や、安保理が武力行使容認決議で一致できるかどうかを試す意向とされる。このため、可能な限り強力な内容の決議案を提出することで双方の妥協が図られたと同紙は伝えている。