イラク戦費、速攻で7兆円―米議会報告
長期化なら24兆円にも
【ワシントン23日時事】米国がイラク攻撃に踏み切った場合の戦費が、初期費用だけで六百億ドル(約七兆三千八百億円)に上り、戦後処理も含めると最高二千億ドル(同二十四兆六千億円)に達する可能性があるとの見積もりが、二十三日公表された議会報告で分かった。
下院予算委員会の民主党議員が作成したこの報告は、湾岸戦争を参考に米軍が三十―六十日間にわたり、十二万五千―二十五万人の将兵を戦闘に投入し、速やかに勝利を収めた場合の戦費を三百十億―六百億ドルと算出。これに利子などを加えれば四百八十億―九百三十億ドルに上るとしている。
これらの数字には、米軍の駐留経費や戦闘活動以外の費用は含まれていない。難民支援や復興支援を加えれば、千億ドルを軽く突破。戦闘が長期化したり、米国・世界経済に悪影響を及ぼすことになれば、二千億ドルに達する恐れもあるとしている。
リンゼー大統領補佐官(経済政策担当)も先に、米紙に対し、イラク攻撃の戦費が千億―二千億ドルに達する可能性があるとの見方を示していた。