「イラクは最近の公約をすでに撤回」―米国務省が批判
【ワシントン23日原田正】米国務省のバウチャー報道官は二十三日の記者会見で、イラクに関して「国連安保理が新しい決議案を採択するかどうかも、安保理がどのような査察体制を承認するかもイラクには依存しない」と言明。「最近のイラクの発言は、無条件で査察を受け入れるとのコミットメントをすでに撤回している証拠だ」と批判した。
イラクは二十二日、アナン事務総長と交わした合意と矛盾するいかなる決議も拒否すると言明した。同合意は大統領宮殿へのアクセスをめぐる一九九八年の合意を指しているものと見られている。
また、イラクのラマダン副大統領は二十二日、米国が厳しい安保理決議を要求しているのは、軍事行動に国連の被いを与えようとする「とてもひどい試み」だと批判していた。
ブッシュ大統領は二十三日、ニュージャージー州で演説し、「あなたがた(国連)は国際連盟になるのか、議論するだけの機関になるのか、平和維持を助けるのに十分強い機関になるのか。それはあなたがたの選択だ」と述べ、イラクに強いメッセージを送る決議の採択を改めて安保理に求めた。