対イラク、北朝鮮を想定―米高官
ブッシュ政権の「先制攻撃」戦略
【ワシントン20日時事】米政府高官は二十日、米国への脅威に対し先制攻撃を認める概念を盛り込んだ文書「米国の国家安全保障戦略」について、先制攻撃の対象としてイラクや北朝鮮を念頭に置いていることを明らかにした。
新戦略がイラクへの攻撃に当てはまるかとの質問に対し、同高官はイラクの大量破壊兵器開発を指摘した上で、「ブッシュ大統領は国連を通じた(兵器査察受け入れの)選択肢を与えたが、もし国連が行動しないなら、大統領は傍観しないと既に明確にしている」と述べ、国連安保理がイラク問題で新たな決議を採択しない場合、米国が軍事力行使を辞さない姿勢を強調した。
高官はまた、イラク以外の攻撃対象について「一つの例は北朝鮮かもしれない」と言明。ただ、「北朝鮮の核開発やミサイル拡散の脅威については日本や韓国と取り組んでいる」と指摘し、北朝鮮の脅威に対しては、攻撃以外の方法もあることを強調した。