米大統領「人々は無駄に亡くなったのではない」

厳戒態勢のペンタゴン周辺=UPI

国防総省前で演説するブッシュ米大統領=UPI

追悼行事の後、旗を振って「ゴッド・ブレス・アメリカ」を歌う人々=UPI

午前8時46分、ホワイトハウス南庭でスタッフとともに黙祷するブッシュ米大統領夫妻
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【ワシントン11日原田正】ブッシュ米大統領は十一日午前、国防総省前で行われた同時テロ一周年追悼行事で演説し、「人々は無駄に亡くなったのではない」と述べ、テロとの戦いに勝利する決意を新たに表明した。
昨年九月十一日朝、国防総省ビルには、ハイジャックされたアメリカン航空77便が突入、合計百八十九人が死亡した。
追悼行事にはテロの犠牲者遺族やラムズフェルド国防長官をはじめとする閣僚・国防関係者、連邦議会議員らが出席した。
同行事では、ハイジャック機が国防総省ビルに突入した時間の午前九時三十七分(東部標準時)に黙祷、国歌斉唱などの後、国防長官が登壇し、「テロリストたちは九月十一日を無実の人々が亡くなる日にすることを望んだ。そうではなく、英雄が生まれた日になったのだ」と語った。
続いて、ブッシュ大統領が演説し、「彼らは悲劇の中で亡くなったけれども、無駄に亡くなったのではない。彼らの犠牲はわが国を動かしている。新世紀の最初の大きな闘争を開始させた」と強調。「きょう、われわれは一人一人の命を思い起し、この誇るべきシンボルに新たに誓う。われわれはここで始まった戦争に勝つ決意を新たにしている」と語った。
これより先、ブッシュ米大統領夫妻は、最初のハイジャック機が世界貿易センタービル北棟に突入した時間の午前八時四十六分に、ホワイトハウス南庭でスタッフとともに黙祷を行った。
ブッシュ大統領夫妻は国防総省での追悼行事の後、ピッツバーグ郊外の現場、ニューヨークで行われる行事に出席する予定。テロ警戒体制は二番目の「オレンジ」に引き上げられており、各行事は厳しい警備の下で行われている。
ワシントン地域には対空ミサイルが配備されたほか、米軍機が偵察飛行。チェイニー副大統領は万一に備え、極秘の場所に控えている。