国連決議で最後通告へ―米英が合意
イラクが査察拒否なら攻撃
【ロンドン9日時事】九日付の英主要紙によると、ブッシュ米大統領とブレア英首相は七日に米キャンプデービッドで行った首脳会談で、イラクに対し、一定の期限を設けて大量破壊兵器査察受け入れを迫る最後通告決議を国連安保理に採択するよう求めることで合意した。
タイムズ紙によると、期限は四−六週間以内で、イラクがこれに従わなければ武力行使に踏み切る。この方針は、ブレア首相が十日に英労働組合会議(TUC)で、ブッシュ大統領が十二日に国連でそれぞれ行う演説で明らかにされるという。
安保理決議にはまた、イラクが査察を受け入れた場合、大量破壊兵器を解体するために約六カ月の期間を与えることが盛り込まれる。英紙ガーディアンはこの決議について、英国が安保理に提出する可能性があると報じた。
米英両政府内には、こうした厳しい対応を国連が取れるかどうか疑問視する向きもある。しかし、米英両首脳は既に、他の安保理常任理事国であるフランスと中国、ロシアの三カ国の指導者に対し、国連決議採択によるイラク問題の解決が失敗した際には、米英両国だけで攻撃を行う意向を伝えたという。
また、タイムズ紙によると、イラクの大量破壊兵器についての証拠が来週以降に公表される可能性が高い。