同盟諸国の支持より国益―米国防長官
イラク攻撃で「正しい決定」強調
【ワシントン27日時事】ラムズフェルド米国防長官は二十七日、カリフォルニア州の海兵隊基地で演説し、米国がイラクに武力行使する場合、同盟諸国の支持よりも「正しい決定」を行うことが重要だと述べ、米国の国益を優先すべきだとの考えを表明した。
同長官は、ナチス・ドイツのヒトラー総統の脅威を声高に叫び続けた在野時代のチャーチル元英首相を例に挙げ、ヒトラーに対する懸念の声は、攻撃を受け占領されるまで欧州諸国の指導者からはほとんど聞かれなかったと指摘。その上で、「起きている事象に懸念を表明する孤独な声が正しい声なのかもしれない。意見の一致よりも正しい決定を行うことがより重要だ」と強調した。
同長官はさらに、「米国が正しい判断・決定を行えば、その他の国々も協力、参加する」と語り、米国がイラクへの武力行使に踏み切った場合の同盟諸国の支持に自信を示した。