「フセイン政権打倒は世界の利益」―米大統領
【ワシントン21日原田正】ブッシュ米大統領は二十一日、テキサス州クローフォードの大統領牧場で記者会見し、イラクのフセイン政権に終りをもたらすことは「世界にとっての利益だ」と強調するとともに、「どのように達成するかは、協議と熟慮の問題だ」と語った。
また、大統領は「私は忍耐強い人間だ。われわれはすべての選択枝を見て、利用可能なすべての技術、外交、情報を検討するだろう」と述べた。
この日は、大統領を中心として安保担当閣僚、顧問との会合が開かれたが、ブッシュ大統領は同会合ではイラク攻撃の可能性などは取上げられず、長期的な国防問題が話し合われたと語った。
同会合にはチェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ライス国家安全保障担当補佐官、カード大統領首席補佐官、マイヤーズ統合参謀本部議長らが出席した。同会合では、イラク攻撃計画が議論されるとの見方が強まっていた。
一方、最近、共和党内からイラク攻撃に対する反対意見が出ていたが、ディレイ下院共和党副院内総務は二十一日、テキサス州ヒューストンでスピーチし、「大統領が(軍事行動を命じる)その権限をもっている」と述べ、行動する時が来れば決断は大統領に委ねられていると強調。ただ、大統領は「最初に議会に来るべきだ」とも述べた。