イラクにアルカイダ幹部少なくとも5人
米情報当局者が語る
【ワシントン21日原田正】米情報当局者は二十日、アルカイダの幹部少なくとも五人がイラクに逃亡、かくまわれていると語った。二十一日付の米紙ワシントン・ポストが報じた。
米当局者がアルカイダがイラクに逃亡したと述べたことは何度もあるが、数や位などに言及したのは初めて。
ラムズフェルド米国防長官も二十日、国防総省で記者会見し「一定の時点で、公式にこれについて言うことは意味があると思うが、きょうはしない。ただ、私が述べているのは、アルカイダがイラクの多くの場所にいるという事実だ」と語った。
また、イラク北部の施設でアルカイダに関連のあるテロ組織が化学・生物兵器のテストを行ったとの情報報告について国防長官は「独裁国家においては、その政府が国内で起きたことを知らないと想像するのは非常に難しい」と語った。
米政府当局者によると、同施設に対する攻撃がこの情報報告に基づき検討されたが、中止されている。化学・生物兵器テストを行ったとみられているのは、アンサル・アルイスラムと呼ばれる組織。同組織の活動は、イランとの国境に近い、いくつかのクルド人村で活発だという。
イラクのアジズ副首相は二十日、CBSテレビとのインタビューで、アルカイダ・メンバーがイラク北部のクルド人支配地域で活動していることを認めたが、「それはイラク政府の管轄下にはない」と強調した。