不審機接近で避難騒ぎ―ホワイトハウス
【ワシントン19日原田正】米ホワイトハウスは十九日夜(日本時間二十日朝)、不審な小型機が急接近しているとの情報を受け、職員、報道陣らに対し、一時的に緊急避難命令を出した。ホワイトハウスで避難命令が出されたのは、同時多発テロが起きた昨年九月十一日以来初めて。
避難命令は、不審なセスナ機がホワイトハウスから六キロ余りのところの飛行禁止空域を旋回しているとして出された。だがその後、テロの恐れがないことが分かり、十五分以内に騒ぎは収まった。
同セスナ機は急発進した米軍機に伴われて、ワシントンから南方百六十キロのリッチモンド付近の空港に着陸させられた。操縦士はこの飛行禁止空域について知らず、侵入してしまったとみられている。
シークレット・サービス報道官によると、ブッシュ大統領は避難せず、ホワイトハウスにとどまっていたという。
ブッシュ大統領はコンベンション・センターで開かれた晩餐会から帰ったばかりだったが、同センター内では一発の銃弾が発見されている。また、同日は、米連邦準備制度理事会(FRB)の建物内で不審な荷物が発見されたとして、避難する騒ぎも起きていた。