■ニュース・ピックアップ [Back]【アルゼンチン】ペソ通貨急落で変動相場制見直し論が台頭インフレ懸念も広がる【サンパウロ27日綾村悟】今年二月に変動相場制を導入したばかりのアルゼンチンで、同国の通貨ペソが対ドルで急落、インフレ懸念が国内に広がる中でドゥアルデ政権は厳しい対応を迫られている。 現地からは同政権が変動相場制の見直しを視野に入れているとの情報も伝わってはいるが、見直しには同国に金融支援を行っている国際通貨基金(IMF)等からの厳しい反応が予想される。 ペソは先週末に大幅な下落を記録。固定相場制が導入されていた今年一月まで一対一で取引されていたペソは、一時は対ドルで四ペソ近くまで下落した。 あまりに急激な通貨の下落に、八〇年代後半に年間数千lという「魔のインフレ」を経験した市民達の間にはインフレ懸念が広がっている。市民の一部には日用品や医薬品等の買いだめに走っている者も出始めている。 今年一月に誕生したばかりのドゥアルデ政権だが、急激なインフレに陥った場合には二〇〇三年までの政権維持にも赤信号が灯りそうだ。
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